
だんだんと陽がのび、春の気配を感じますね。
みなさんこんにちは。
もうすぐ春休みがきて、あっという間に新年度です。
新しい環境に不安に感じる人も少なくないはずです。
就職を機に親元を離れたり、新天地へ転勤することもあるでしょう。
出会いと別れが多い季節だからこそ、みなさんに知っておいてほしい
「職場におけるメンタルケア」に関して、ご紹介します。
1.
なぜ「職場のメンタルケア」が大切なのか?
1-1.やりがいを感じる仕事、でもなぜか疲れを感じる…
モチベーション高く、希望を抱いて入社した会社で
やりがいを感じながら仕事をする日々…
でも、どこかで
「なんだか疲れがとれないな…」
「もやもやすることが多いな…」
そんな気持ちを抱えることはありませんか?
最高のパフォーマンスを発揮するためには、
心も体も元気でいる必要があります。
一生懸命に働き頑張りすぎてしまっても、
自分の心と体を壊してしまい、働けなくなってしまってはもったいないです。
そのような事態になってしまう前に、小さなサインから
未然に防げる方法はもちろんあります。
1-2.見逃していない?SOSのサイン
前述したような感情を持つことはもちろん、
仕事中、普段の私生活で心や体が疲れているときは、
小さなサインを出しています。
「いまは大丈夫」と思っていても、
積み重なって疲労やストレスが蓄積することも。
下記のようなサインが出ているときは、
SOSを意味しているかもしれません。
寝つきが悪い/目覚めがすっきりしない
帰宅後ゆっくり湯船につかったり、おいしいごはんを食べ
いざ布団へ。
しかし、なかなか眠れない…
早めに布団に入ったのにもうこんな時間…
数時間しか眠れず気が付けばもう起きる時間…
このように、睡眠に支障が出ているパターンや、
よく眠れても、目覚めがすっきりしなかったり。
このような小さな症状も、SOSのサインかもしれません。
胃痛や腹痛が増える/食欲不振や暴飲・暴食が増えてしまう
仕事をしている中で、胃痛を感じたり、
原因不明の腹痛に悩まされていませんか?
栄養のある食事や十分な睡眠をとっていても
このような症状が出る場合は、ストレスによるものかもしれません。
逆に、ストレス過多により暴飲暴食に走ってしまったり、
食欲がまったくなくなってしまうケースも少なくありません。
仕事の中でなにか原因となることがないか、
書き出してみましょう。
人とのコミュニケーションを避けるようになる
普段は仲の良い友達や家族と連絡をとったり、
一緒に食事をしていたのに、
最近は億劫…LINEも返したくない…
このような気持ちになってしまった際は、
心身ともにSOSの状態になってしまっていると言ってもよいでしょう。
何でもないのにイライラしてしまったり、
ふと悲しい気持ちになってしまうときは、より注意を払う必要があります。
自分のペースで大丈夫なので、
少しずつでもまわりとのコミュニケーションは維持することが大切です。
涙が出やすくなったり、動機や息苦しさ、吐き気が出る
なんでもないのに気が付いたら涙が頬を伝っている…
職場への道中や、仕事中、
酷いケースではお休みの日や出先でも動機や吐き気が止まらない…
このレベルになったときは、無理せずすぐに休んでください。
ストレスの限界が表れてしまっています。
上記の症状はほんの一部にすぎず、
違和感を覚えたり、いつもと違う症状が出たときは、迷わず休んで、心と体を大切にしましょう。
休みを取ることで、
「迷惑をかけてしまうかも…」「申し訳ない…」
そう思うかもしれませんが、自分の心と体が資本です。
思い切って休んでしまって大丈夫です。
無理を続けて、最悪の事態を招いてしまうこともあります。
また、必要に応じて医療機関やサポート機関にかかることをおすすめします。
「休むこと」も立派な自己管理。
2.
気軽に相談できる「こころの耳」とは?
職場で困ったことがあった際、会社内や周りのひとを頼りづらい、相談しづらいこともあるかと思います。
政府は令和5年より、「こころの耳」という相談窓口を設置しました。
ここからは詳細や、利用の仕方を紹介しますので、
相談する選択肢として持っておいてみても良いかもしれません。
2-1.「こころの耳」とは?
「こころの耳」は、働く方やそのご家族、職場のメンタルヘルス対策に取り組む事業者の方などに向けて、メンタルヘルスケアに関するさまざまな情報や相談窓口を提供している、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトです。
2-2.連絡ツールで気軽に相談ができる
📞0120-565-455(フリーダイヤル)
月曜日・火曜日 17:00~22:00 / 土曜日・日曜日 10:00~16:00
(祝日、年末年始はのぞく)
返信に時間を要すことがありますが、
ゆっくり書くことができるという利点があります。
近くの医療機関を検索する機能もあります。
2-3.こんな時に使える、こころの耳の活用方法
「こころの耳」は、働く方やそのご家族、職場のメンタルヘルス対策に取り組む事業者の方が対象になっています。
「働く方」ひとつとっても幅は広く、
これから仕事をするために求職をしている方、また、組織に所属はしているものの、現在は休職をされている方はもちろん、
現在働かれている方の中でも、管理監督者や人事労務の担当者、産業医や保健師も相談をすることができます。
相談できる内容は下記と、その予防や対処方法に関しても相談をすることができます。
- こころの悩み
- 人間関係の悩み
- 仕事の悩み
- 過重労働などによる心の健康への影響
また、「こころの耳」は、こんな方が利用することができます。
仕事のストレスを抱えているひと
・多忙が故に体調不良を引き起こしてしまっている
・職場の人間関係に悩んでいる
・仕事のプレッシャーや業務量で気分が落ち込んでしまっている
管理職や人事担当者
・部下のメンタルヘルスケアに悩んでいる
・職場のメンタルヘルス対策を強化させたい
・社内やチームが働きやすいようなマネジメント法に悩んでいる
家族や同僚のサポートをしたいひと
・家族の様子が気になるが、どのように手を差し伸べたり、声を掛けたらいいかわからない
・すでに症状が出てしまっているが、どの機関や窓口にどのような要請をしたらよいのかわからない
上記はあくまでも一例にすぎませんが、
まず、「こころの耳」に相談するというファーストステップを踏むことで、
次のアクションが明確化されます。
3.
すぐに実践できる、職場でのメンタルケア5選
違和感を感じたり、症状が出てきてしまった際は、
すぐに相談をすることが理想の形ではありますが、
なかなか難しいこともあると思います。
発症してから、メンタルを壊してしまうまでの時間をできるだけ長くするために、
自分自身でできるケアをご紹介します。
もちろん、ここでやめずに、必要に応じて
すぐに周りの手を借りてくださいね。
3-1.職場で気軽にできるメンタルケア
仕事中のストレスは避けることが難しいですが、
ちょっとした工夫で心を落ち着かせたり、リフレッシュできる方法はありますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
気持ちが散漫になったり、不安になったりした際は、
3~5分ほど目を閉じ、無心になってみると、頭が整理されて落ち着くことができます。
また、リモートワークができる方は、
お部屋にアロマストーンやお香を置いて、癒しの空間にしてみるのはいかがですか?
3-2.職場外でのメンタルケア
通勤前や通勤中、仕事を終えてからの時間は、
自分と向き合うことができ、心と身体をリセットすることができる大切な時間になります。
意識的に自分をケアしたり、リラックスする習慣を持つことで、
気持ちを安定し続けることができ、有意義な時間になります。
私は、ルーティンとして毎日湯船にしっかり浸かっています。
そうすることで、芯からあたたまり、夜の寝つきがよくなります。
サウナや岩盤浴も、無理のない範囲で楽しむのもおすすめです。
サウナは短時間でしっかり発汗でき、デトックス効果があります。
上がった後はとてもすっきりして、帰宅後すぐにぐっすり眠ることができます。
お風呂に入る際は、気になる入浴剤を試したり、キャンドルを灯したり…
普段の入浴にちょっとした工夫を加えるだけでも、リラックス効果が高まります。
週に1回は、いつもよりじっくり湯船に浸かり、心と体を癒してあげてくださいね。
ジムに定期的に通ったり、自宅でトレーニング(宅トレ)を取り入れることで、ゆっくり眠りにつけることができます。
運動も頑張りすぎると疲弊してしまいます。
3-3.公的機関や窓口を活用したメンタルケア
ストレスや不安がさらに大きくなってしまったときは、
一人で抱え込まず、公的な相談機関を利用することもひとつの手です。
4.
職場を「こころに優しい空間」にするために
4-1.職場におけるメンタルケアが必要とされる理由
職場におけるメンタルヘルスは、働く人々の心の健康を守るだけでなく、組織全体の生産性や活力にも直結します。
劣悪な労働環境は、メンタルヘルスにリスクをもたらし、生産性の低下や離職率の増加を招く可能性があります。
また、精神障害の発症や自殺が業務上の災害として、労災請求が求められるケースも増えており、企業には労働者の霞友な労働負荷を防ぎ、適切なメンタルヘルスケアを提供する責任があります。
適切なメンタルヘルス対策を講じることで、職場の活性化やリスク管理にも寄与します。
4-2.こころの耳が果たす役割
IPOを控えた企業は、財務管理やガバナンス強化に加え、従業員のメンタルヘルスケアも重要な課題となります。
上場準備期間は、社内の業務負担が増大し、厳しい審査プロセスに対応するプレッシャーから、経営陣や従業員のストレスが高まりやすくなります。
こうした状況の中で、「こころの耳」は、メンタルヘルス対策の一環として活用できる公的支援ツールのひとつになります。
特に、以下のようなシーンで役立ちます。
ストレスチェック・相談窓口として活用
IPO準備期間中は、長時間労働や業務の複雑化が原因で、心身の不調を抱える社員が増えることがあります。
こころの耳は、匿名で相談できる窓口を提供し、メンタル不調の兆候を早期に発見できる仕組みを提供しています。
従業員が気軽に相談できる環境を整えることで、離職やパフォーマンス低下を防ぐことが可能になります。
管理職向けのメンタルヘルス支援
IPO準備では、経営陣や管理職の負担も大きくなります。
こころの耳には、一般社員だけでなく、管理職向けのメンタルヘルス対策に関する情報や研修資料があり、マネージャーが部下のストレスサインに気付き、適切なサポートを行うための指針を学ぶことができます。
IPO審査時の「健康経営」アピール
近年、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営が重視される中で、企業の健康経営の取り組みは、投資家や証券取引所からの評価ポイントにもなる傾向があります。
こころの耳のような公的機関のサポートを活用し、メンタルヘルス対策を強化することで、IPO審査時の「健康経営」の実績としてアピールに繋がるでしょう。
IPO準備をスムーズに進め、従業員の健康を守るためにも、「こころの耳」の活用は有効な選択肢のひとつとなります。
4-3.IPO後のメンタルケア制度は、投資家にもプラス?
IPO後、企業は市場からの注目が高まり、業績向上や株主価値の最大化が求められます。
このようなプレッシャーの中で、従業員のメンタルヘルスが維持されていることは、持続的な成長のために不可欠です。
敵殺なメンタルケア制度が整備されている企業は、従業員のパフォーマンスが高く、組織の安定性も増すため、投資家にとっても魅力的な投資先となります。
さらに、メンタルヘルス対策がしっかりしている企業は、リスク管理が行き届いていると評価され、企業価値の向上にもつながります。
職場のメンタルヘルス対策は、従業員の健康と幸福を守るだけでなく、組織全体の生産性向上やリスク管理、そして投資家からの評価向上にも寄与します。
特に、IPOを目指す企業や、すでに上場している企業においては、戦略的にメンタルケア制度を導入・強化することが、持続的な成長の鍵となるでしょう。
おわりに
事業主や管理監督者のみなさん、
事業の規模が大きくなるにつれ、従業員も増えるに伴い、
わからないこと、不安なことも増えていくと思います。
社員のみなさん、
新しい環境、新しい部署、新たなミッションなど、
戸惑いながらも日々頑張られているかと思います。
自分の一番の味方でいてあげることができるのは、自分です。
まずは、自分自身の心身を大切に。
そして、家族や友人、同僚や上司に状況を伝えましょう。
社内で解決に至ることが難しい際は、
私たちのようなプロの専門家に気軽に頼ってくださいね。
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